M&A仲介業務を中心としたサービスを提供するNEWOLD CAPITALはどんな会社なのか？どのような強みや特徴があるのか？M&Aコンサルタントはどれくらい人数がいて、転職した場合の給料はどの程度なのか？インタビューを参考にしながら様々な疑問を分かりやすく解説しています。
2022年に創業されたM&A仲介会社を中心としたサービスを展開するNEWOLD CAPITALはシード期に大きな資金調達をしており、創業から短期間で大きく従業員を増やしています。ただし、多くの人材が日本M&Aセンター出身の方となっており、M&A仲介業という観点では日本M&Aセンターや同業他社との差別化をどのようにするかが注目です。M&A仲介事業の他にも人材紹介や教育研修事業も手がけています。
まずはNEWOLD CAPITALの企業情報を見ていきましょう。
続いてNEWOLD CAPITALの拠点や対応業種、対応している案件規模をみてきましょう。拠点は東京のみですが、基本的には日本全国で業種や規模に関係なく対応しています。
2023年3月時点では下記のようになっていましたが、
現在は以下のように変更されています。
100万円 + 税で設定されています。
成功報酬の計算ベースは、譲渡金額ベースとなっています。レーマン方式の料率テーブルは下記となっています。
譲渡金額には役員退職慰労金を含みます。
最低報酬は1,500万円 + 税となっています。
買い手企業については非公開となっています。
最低報酬1,500万円は「譲渡企業様の最低成功報酬です」と記載されているので、譲受企業は別料金となっていると考えられます。
NEWOLD CAPITALのM&A仲介手数料は一般的な水準となっています。最近のM&A仲介ブティックの企業では一般的な譲渡金額ベースであり、レーマン方式の料率テーブルも業界水準となっています。
NEWOLD CAPITALは、以前まで、売り手企業に対しては完全成功報酬としていたものの、変更し、中間金も取るようしたようです。
最低成功報酬の1,500万円は大手のM&A仲介会社と比べると若干やすいものの、M&A仲介ブティック企業の中では標準的な金額と考えられます。
NEWOLD CAPITALの実績は非公開となっています。
売上高や営業利益の公表もされていません。
日本M&Aセンター出身の栗原氏、塚田氏の二人で設立したM&A仲介会社です。M&Aアドバイザーも日本M&Aセンター出身者が大半を占めるので、日本M&Aセンターや同業他社とM&A仲介業務においてどのように差別化を図っていくのかがポイントになります。
M&A仲介サービスの他にも複数のサービスを手がけています。
設立されてからまだそれほど期間が経っていないので今後の動向に注目です。
NEWOLD CAPITALから電話営業を受けたという報告が存在します。営業電話自体は悪いことではないので、大きな問題にはならないでしょう。一方で、受け手を不愉快な気持ちやしつこ過ぎる営業は問題になりかねないので避けるべきと考えられます。
同業他社においては電話営業を学生アルバイトや派遣社員などに行わせるケースが増えており、しつこすぎて迷惑行為となる場合、怪しい会社と思われる場合があるようです。世間的にM&A仲介会社からの営業電話は詐欺、犯罪の匂いがする、怪しいなどの理由で受けてはいけないとならないように業界全体で節度を持った丁寧な営業が求められます。
いくつかNEWOLD CAPITALの営業電話に関するネガティブな口コミをご紹介します。同じ営業電話でも受け手によって感じることは異なりますが、一部の方は迷惑と考えているようです。ただし、あくまで一部の方の感想なので参考程度に考えるのが良いと思います。
口コミをみる限り、NEWOLD CAPITALはしつこい営業は行っていないようです。
社長宛て受電用件を聞くと、資本提携の件でとのことM&Aかと聞くと、ええまぁ…と言いにくそうに肯定業務の邪魔だからいらん電話かけてくんな
社長あてにかかってきました。営業はお断りと伝えると、「は～い」といってガチャ切されました。迷惑だし対応が最悪。
先週社長宛に資料をお送りした件の補足説明のお電話ですという切り口の営業電話です。資料を確認して、用事があればこちらから連絡しますと言えば引き下がります。
NEWOLD CAPITALは現在上場していません。また上場予定なども発表されていません。ただし、将来的に上場を狙っているようです。
M&A仲介会社では既に、日本M&Aセンター、M&Aキャピタルパートナーズ、ストライク、M&A総合研究所、オンデック、名南M&A、ペアキャピタル（TOKYO PRO Market）が上場しており、また上場を狙っている会社も複数社あるため、簡単には上場できない可能性が高いと考えられます。
NEWOLD CAPITALの場合は複数の事業を手がけていますが、メインの収益はM&A仲介業からのものになると考えられますので、上場の難易度は大きくは変わらないでしょう。
M&Aは事業の特性上、成約するまでまとまった金額が入らず、且つ、成約することが必ずしも見通せるものではないため予算を立ててもその数値を達成することが簡単ではないことも上場の難易度を上げています。
シードラウンドで約3億円の資金調達を実施したようです。シード期としては非常に大きな金額の調達となります。事業を急速に進めることを目指し、IPOを見据えての調達のようです。
NEWOLD CAPITALでは、M&Aアドバイザー、動画クリエイター、戦略コンサルタントの職種で採用募集しています。
M&Aアドバイザーについて具体的な年収などは公表されていませんが、固定給+インセンティブとなっています。インセンティブの設計についても非公開となっています。
NEWOLD CAPITALは新卒採用を行っています。2023年4月には6名の新卒社員が入社しているようです。中途採用が大半を占めるM&A仲介業界で1期目から新卒採用をするのは非常に珍しいケースかと思われます。
また、NEWOLD CAPITALではインターンの募集もしています。いくつか職種が別れているようです。1つ目は、M&Aアドバイザーの見習いの業務となります。見込み顧客への電話、アポイント取得、情報収集、提案資料の作成等の業務となるようです。2つ目は、マーケティング支援・コンテンツ制作ということで、議事録作成やインタビューのコンテンツ化、情報収集が主な業務になるようです。いずれも、時給は1,200円で週2日以上、1日3時間以上が勤務条件となっています。
