M&Aベストパートナーズ(MABP)の企業情報
まずはM&Aベストパートナーズの企業情報からみていきましょう
M&Aベストパートナーズの会社概要
続いてM&Aベストパートナーズの拠点や対応業種、対応している案件規模をみてきましょう。日本全国に拠点を構え規模に関係なく対応しています。ただし、各地方都市の拠点はあまり大きくないと考えられます 。
拠点とサービス展開地域
拠点:東京(本社)、大阪、名古屋、福岡、札幌、仙台、広島、金沢、沖縄の9都市 日本全国でサービスを展開
業種
製造・建設・不動産・ヘルスケア業界に特化 2023年6月頃に物流業界も追加
対応可能規模
M&Aベストパートナーズの強み
製造・建設・不動産・ヘルスケア・物流の業界に特化した高い専門性 業界特化の専任アドバイザーによる一気通貫でのフルサポート 豊富な実績、企業ネットワーク(M&Aネットワーク企業数は10,000社超) 日本全国に9カ所の支店を展開し、地方のM&Aも積極的に支援
M&Aベストパートナーズの仲介手数料
売り手企業(譲渡企業)
中間金+成功報酬 の手数料体系中間金は成功報酬の内金
<中間金(中間報酬)>
中間金は、250万または、成功報酬の10%で設定 されています(税別)。
(どちらになるかの記載は見つかりませんが、いずれか大きい方の額になると推察されます)
<成功報酬>
成功報酬は、譲渡価格ベースで下記のように設定されています(税別)。
上述の通り、ここから中間金を差し引いた残額が成約後の実際の支払金となります。
<最低報酬>
最低報酬は2,000万円 となっています。
買い手企業(譲受企業)
買い手企業については非公開となっています。
M&Aベストパートナーズの手数料の見方
中間金が250万円+税と若干高めに設定されていますが、これは成功報酬の内金となっているので成約すれば関係なくなります。その他は、最低報酬やレーマン方式の料率テーブルも含めて業界平均となっています。
M&Aベストパートナーズの実績
M&Aベストパートナーズの実績は非公開 となっています。
M&Aベストパートナーズが行ったM&Aの事例をいくつかご紹介します。
経営コンサルティングが食品製造会社をM&A 再生エネルギー会社による同業種のM&A
1. 経営コンサルティングが食品製造会社をM&A
後継者問題に困っていた売上が数億円の食品製造会社が後継者問題の解決のため経営コンサルティング会社に譲渡することを決断しました。譲受企業である経営コンサルティング会社は純投資の目的となります。
後継者で困っている企業を経営のプロである経営コンサルティングが買収し経営していくことは、今後の成長する可能性も高くなり両者にとって意味のあるM&Aだったのではないでしょうか。
2. 再生エネルギー会社による同業種のM&A
お互い数十億円規模の売上の再生エネルギー企業ですが、譲渡企業側は販促力強化のために同業種へのM&Aを決断しました。これにより、譲受企業にとっては規模も更に大きくなり事業の拡大や成長も狙っていけます。
再生エネルギーなど規模があった方が事業展開を有利に進めることが出来る領域では同業種でのM&Aが今後も数多く起こっていくと考えられます。自社だけで規模を大きくするのは時間もかかるため、M&Aも一つの選択肢となります。
M&Aベストパートナーズの評価・評判・口コミ
M&Aベストパートナーズは今勢いのあるM&A仲介会社の1社です。
M&A仲介会社の競合も多くなっている中で、製造・建設・不動産・ヘルスケアの業界に特化して当該業界における知見を蓄積 しており、その点が強みとなっています。
M&Aキャピタルパートナーズで働いていた齋藤達雄氏、松尾直樹氏の両名によって設立されました。両名ともM&Aキャピタルパートナーズ以前は証券会社で営業をしていたようです(齋藤氏はSMBC日興証券)。昔から起業をしたいと思っており、齋藤氏が30歳になったタイミングでM&Aベストパートナーズを起業したそうです。
インサイドセールスチームというテレアポ部隊があり、そのチームがコンタクトを取ってM&Aアドバイザーに繋げています。
最近は、認知向上のためにテレビCMでの放映や、YouTube、Twitterにも力を入れ始めています。
M&Aベストパートナーズの良い口コミ
M&Aベストパートナーズの良い口コミをいくつかご紹介します。
お世話になっておりまして、とても素敵な社長さんです! (引用:Google口コミ)
M&Aでお世話になりました。担当頂いた永沢さんには、スピード感をもってご対応頂き、スムーズに譲り受ける事ができました。またご縁が有ればよろしくお願いしたいです。 (引用:Google口コミ)
M&Aベストパートナーズの電話営業はしつこい?迷惑電話や迷惑行為と思われている?
M&Aベストパートナーズも営業に力を入れています。営業電話、ダイレクトメール(DM、手紙)などで積極的に案件獲得の営業をしているようです。これは他の仲介会社でも行っていることなので売り手企業、オーナー社長に不快な思いをさせないように注意する必要はありますが、営業活動としてはある程度は許容されるものでしょう。一部では迷惑行為と捉える方もいるので、しつこい営業も節度を持って行う必要があります 。
M&Aベストパートナーズと一緒に迷惑電話、営業注意、怪しいなどの文言で多く検索されており、一部ではM&Aベストパートナーズの積極的な営業を迷惑と考える方々もいるようです 。ただし、決して迷惑行為をしているわけではありません。案件を取るために電話営業を積極的に行っており、時には断れても何度も電話をすることもあります。礼儀がなっていなかったり、嘘をついたりと迷惑電話と捉えられることも多いようですが、これについては不快に思う方がいるのは理解しつつも、営業をする上ではある程度は仕方ないことだと考えられます。
いくつかM&Aベストパートナーズの営業電話についてネガティブな口コミをご紹介します。同じ営業電話でも受け手によって感じることは異なるので参考程度ですが、一部の方は迷惑と考えているようです。
必要ないので結構ですとお断りしたところ、話中に切られました。迷惑電話です。
こちらが電話に出たにも関わらず裏で話しているようで、気分が悪い上にいきなり社長出すよう言われ、内容を伺っても話さず切るとか、どんな営業しているんでしょう。
17時頃 会社宛てにメールをお送り致しました、確認いただけましたでしょうか?とのこと。非常にダラダラとした話し方で相手にしている時間がない為、ご対応はさせていただきましたが最後は切りました。皆様ご注意を。
他の方と同じように、最初に機械音、その後の、こもった声で名乗りましたが、何と言ってるかわかりませんでした。社長いますかと言われ、不在と言うとガチャ切りでした。
以前お断りの対応をした際に非常に不快な思いをしたことから、一切聞かずに切っています。出ると最初に「ププッ」と耳障りな電子音があるので、不快ながらも対応必要なしと判断できてある意味助かってるかも。
電話にでると最初にププッという機械音がした。代表いますか?と聞かれたので、出かけておりますと伝えたらぶち切りされた!!!腹立つ!!!
M&Aベストパートナーズは怪しい会社なのか?やばい会社なのか?
M&Aベストパートナーズは急拡大しているM&A仲介会社です。M&A仲介業としてはしっかりと行っており、東京駅丸の内にオフィスを構え、実績も作りつつある会社なので怪しい会社、やばい会社ということはありません。
M&Aベストパートナーズは上場している?IPOをするのか?
M&Aベストパートナーズは現在上場していません。また、IPOは現在のところ考えていないようです 。今後考えが変わっていく可能性がありますが、IPOは知名度や信用力が上がることで採用や仕事において有利に働くことがある一方で、準備や上場後の対応も含め経済的・精神的コストも大きいので現在はIPOをしない考えのようです。
また、既にM&A仲介会社としては、日本M&Aセンター、M&Aキャピタルパートナーズ、ストライク、名南M&A、オンデック、ペアキャピタル(TOKYO PRO Market)が上場しており、更に何社かがIPOの準備をしている状況です。同様のビジネスモデルで何社まで上場できるのかという観点と、上場会社が多くなると上場していることの差別化もそこまで大きくなくなる可能性があります。
M&Aベストパートナーズはウェブマーケティングに力を入れている?公式YouTubeチャンネルもある?
M&AベストパートナーズはSNSでの発信を中心にウェブマーケティングにも力を入れています。代表の松尾直樹氏はTwitterでもよく発信しています。
公式YouTubeも運営しており、佐田志歩さんをMCに起用してM&Aコンサルタントの紹介など様々な角度から発信を行なっています。
M&Aベストパートナーズのその他情報
会社沿革
2018年8月にM&Aキャピタルパートナーズ出身の齋藤達雄氏、松尾直樹氏(共同で代表取締役)の両名によって設立
従業員・M&Aアドバイザー
従業員数:50名 M&Aコンサルタント:非公開 ウェブサイトにはM&Aコンサルタントを掲載
現在の売却・買収希望案件情報
ウェブサイトに売却案件情報(売り手)、買収案件情報(買い手)共に非掲載
M&Aベストパートナーズの 本社はどこ?変遷は?
M&Aベストパートナーズはこれまで少なくとも2回本社を変えてきています。
2018年8月〜6畳程度の部屋(インタビューより) (時期不明)〜東京都千代田区丸の内三丁目 新国際ビル8F 2022年9月〜東京都千代田区丸の内二丁目 JPタワー22階
転職・採用活動からみるM&Aベストパートナーズ
採用、年収、インターン、アルバイトなども多く検索されており、転職市場での注目も高くなっています。
M&Aベストパートナーズの従業員の増員数の経過は?
M&Aベストパートナーズの従業員数の変遷を取得できる公開情報ベースで纏めると以下のようになります。創業以来、着実にM&Aアドバイザーを増員しています。
2018年8月:2名 2021年8月:25名 2022年7月:57名 2023年7月:50名(内、インターン生が20名程度)
M&Aベストパートナーズの年収は?インセンティブの割合は?
M&Aアドバイザー職のモデル年収が公開されており、下記のようになっています。
1年目:800~2,000万円(1件/年契約) 2年目:2,000~1.2億円(4~6件/年契約)
未経験者の場合の1年目、2年目の基本給は360万円、経験者の2年目の基本給は600万円となっており、インセンティブの割合が大半を占めることになります 。M&A仲介会社全般ですが、営業実績をあげれば高年収を実現でき、あげられなければ一般的な年収となります。頑張れば頑張るだけ年収は高くなりますが、成約できないと低い年収となってしまいます。
M&Aベストパートナーズでのインセンティブ率は最大で成約手数料の40%に設定されています 。ただし、40%は最大で、インセンティブ率の幅は10〜40%となっており、どのような基準でどのインセンティブ率が適用されるかは公開されていません 。成約した翌月に一括で支給されるようです。
M&Aベストパートナーズで採用されやすい人は?
M&AベストパートナーズではM&Aが未経験であっても採用されます 。その場合は、法人営業が得意で何かしらの実績を残している人が内定が出やすいようです。M&Aベストパートナーズへ転職したいと考える方は、無形商材を扱っている会社の法人営業で徹底的に鍛えて成果を出すのが近道と考えられます。
M&Aベストパートナーズは学生アルバイトもいるの?学生インターンの募集はしている?
M&Aベストパートナーズでは学生インターンも募集しています。時給2,000円+インセンティブ支給となっています 。
仕事内容としては、
コールセンターでの新規開拓営業 M&Aアドバイザーからのフィードバック となっています。従業員50名のうち、20名が学生インターンのようなのでM&Aベストパートナーズから電話がかかってきた際は学生である可能性も高そうです 。
勤務条件は、
平日で週3日以上 8時〜20時の間で1日4時間以上(1週間平均で最低20時間以上が必須)
となっています。
インターン生の就職先も多岐に渡っており、モルガン・スタンレーやJPモルガンなどの外資系投資銀行の他、マッキンゼーやローランド・ベルガーなどのコンサルティング会社、三菱商事や三井物産、丸紅などの商社と一流企業が多いです 。
一方、M&A総合研究所、日本M&Aセンター、M&Aキャピタルパートナーズ、ストライクなどの同業の競合への就職もあり、M&Aベストパートナーズではなく同業他社へいく背景などが気になるところです。
また、M&Aベストパートナーズでは手紙(DM)送付のアルバイト・パートとして時給1,300円で募集もしています。「社内システムからのリストを出し→Wordのフォーマットに入れて印刷→必要書類を同封→切手を貼る」と言った作業のようです。