名南M&A株式会社

東海地区を中心にサービスを提供するM&A仲介会社

上場会社でもあるM&A仲介会社の名南M&Aは、どんな会社なのか?どのような強みや特徴があるのか?不安予想や悪評はあるのか?口コミは?どんな評判なのか?公開情報やインタビューを参考にしながら様々な疑問を分かりやすく解説しています

  • オーナー社長様が事業承継や会社売却を検討する際に契約を結ぶ仲介会社として名南M&Aを検討する際は是非一度お読みいただくことをおすすめします。

本記事のポイント

東海地方を中心としてM&A仲介サービスを提供する名南M&Aは、税理士事務所が前身となっています。コンサルティング事業も行なっていることや東海地域での信頼性が高いことなどから半分以上の案件が紹介経由となっています。新しい地域へ進出するという戦略は採っておらず、既存の地域内で深掘りしていく戦略となっています。

本記事の内容

名南M&Aの企業情報

まずは名南M&Aの企業情報についてみていきましょう。

名南M&Aの会社概要

続いて名南M&Aの会社概要について説明します。

名南M&Aは2014年10月に設立されたM&A仲介会社です。

1966年に設立された佐藤澄男税理士事務所が前身です。2001年1月に株式会社名南経営内にM&Aコンサルティングを手掛ける企業情報部を設立し、M&A支援サービスを開始しました。その後、2014年10月に分社化して当社が設立されました

本社は愛知県名古屋市で、大阪、静岡に拠点があります。主に東海地域でサービスを提供しています。M&A仲介以外にも、FAサービス、中国・ベトナムでのM&A支援、ベンチャー向けの資本コンサルティングなども行っています。

尚、2019年2月に名証セントレックス市場へ上場し、2020年12月に名証第二部へ市場変更しています。

また、特定の業種に特化することなく全業種の顧客に対してサービスを提供していますが、特に医療介護の領域で専門チームを作り注力しています。

名南M&Aの特徴

名南M&Aの強みは以下の5点になります。

  1. 東海・近畿エリアを中心に、金融機関と連携してM&A情報を集約する地域密着カンパニー
  2. クライアントの経営課題と状況に応じて、専門的なM&A支援サービスを展開
  3. DCF法による株式価値算定サービス、クロスボーダーM&A支援サービスなどのコーポレート・アドバイザリーを提供可能
  4. 医療機関のM&A実績が豊富な専門チームが、医療M&Aにワンストップで対応
  5. 税理士・司法書士・社労士・弁護士等の専門家による、ワンストップ対応が可能なグループ総合力

名南M&Aの仲介手数料

売り手は、着手金と成功報酬を支払う必要があることを確認できますが、手数料の基準や金額は公開されていません。最低報酬はウェブページでは掲載されていませんが、2020年6月の社長インタビューで最低報酬は1,000万円と述べられています。

買い手は、アドバイザー契約時に情報提供料と成約時に成約報酬を支払う必要があります。

名南M&Aの実績

<2022年9月期の実績>

・ 成約件数:73件(前年同期比+17件)

・ 人員数:51名(内、M&Aアドバイザー:39名)(2022年12月時点)

・ M&Aアドバイザー一人当たり売上高:3,370万円

名南M&Aの評価・評判・口コミ

東海地区において金融機関や会計事務所などと強固な連携基盤を有していることに加え、半世紀にも及ぶ名南コンサルティングネットワークの中小企業経営支援ソリューションとのコラボで幅広い業務を提供可能であることを強みとする仲介会社です。

名南コンサルティングネットワークには全国800件の医療機関の業務サポートで培ったノウハウやネットワークがあるため、それを活用し医療機関向けのM&Aに注力した専門チームを有していることは、当業界でM&Aを考えている企業にとっては魅力的なポイントです。

長年、サービスを提供してきた東海地域での信頼度が非常に高いため、幅広いネットワークを持っており案件の6割程度が金融機関などからの紹介のようです。また、東京や福岡のような新しい拠点に拡大していく戦略は採らないようです

ウェブページで買収/譲渡希望情報が一部見ることができますが、小さいところから、ある程度大きいところまで対応しています。

M&Aに対する覚悟を見るという理由で着手金を取っているので注意が必要です。

東海地域の企業でM&Aを検討する場合、特に医療機関のM&Aを検討する場合は候補になる仲介会社です。

名南M&Aは営業電話をしている?しつこい?迷惑電話・迷惑行為をしているのか?

名南M&Aではダイレクトメール(DM)や電話営業をしているようですが、ほとんど迷惑電話などの報告はされていません。当社では東海地方の地方銀行や信用金庫からの紹介案件も多いので、東京の同業他社と比較するとプッシュ型のダイレクトアプローチ営業にそこまで力を入れていないのかもしれません。

名南M&Aが迷惑電話、迷惑行為と思われている事実はないようです

名南M&Aは上場している?IPOはいつ?

名南M&Aは2019年12月に名証セントレックス市場へ上場しました。2020年12月には名証第二部へ市場変更しています。

M&A仲介会社としては既に、日本M&Aセンター、M&Aキャピタルパートナーズ、ストライクが上場しており、4社目の上場でした。

IPO時の価格設定は以下のようになっていました。

  • 仮条件:1,720円〜2,000円
  • 公募価格:2,000円
  • 初音:2,900円(公募価格比+900円、+45.0%)

IPO時の会社の状況は以下のようになっていました。

  • 従業員数:27名
  • 平均年齢:35.4歳
  • 平均勤続年数:2.5年
  • 平均年間給与:643万円
(引用:新規上場申請のための有価証券の募集)

上場前3期の会社の売上と経常利益は以下のようになっていました。

  • 2016年9月:売上高3.7億円 / 経常利益0.4億円
  • 2017年9月:売上高4.6億円 / 経常利益0.5億円
  • 2018年9月:売上高4.7億円 / 経常利益0.3億円
  • 2019年9月(予):売上高10.9億円 / 経常利益2.1億円
(引用:新規上場申請のための有価証券の募集)

上場前2期の成約件数とM&Aアドバイザー数は以下のようになっていました。

  • 2017年9月:36件 / 15名
  • 2018年9月:34件 / 20名
(引用:新規上場申請のための有価証券の募集)

上場直前での大株主上位3位

  • 株式会社名南経営コンサルティング:94.98%
  • 名南M&A社員持株会:0.41%
  • 十六銀行、大垣共立銀行、岐阜信用金庫、百五銀行、三重銀行、第三銀行、名古屋銀行、愛知銀行、岡崎信用金庫、北陸銀行、オリックス:0.38%

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名南M&Aのその他の情報

名南M&Aの代表取締役社長の篠田康人氏の経歴は?

1973年生まれです。1999年2月に佐藤澄男税利士事務所(現、税理士法人名南経営)に入所しました。同年8月に名南経営(現、名南経営コンサルティング)に入社し、2014年10月より当社の代表取締役社長に就任しています。中小企業診断士、宅地建物取引士の資格を有しています。

当社の大株主には名を連ねていません

名南M&Aの従業員数・M&Aアドバイザー数は?

M&Aアドバイザー・従業員の採用は順調に進んでいるようです。

  • 従業員:60名
  • コンサルタント:46名

(2023年6月末時点)

インターネットで名南M&Aの(元)M&Aアドバイザー、(元)従業員としてよく検索されているのは、浅野氏、久田氏、土屋氏、田村氏、北川氏といった方々です。

名南M&Aの決算・IRまとめ

名南M&Aの業績と主要数値(KPI)のまとめ

<業績の推移>

  • 2015年9月期(第1期):売上高2.5億円 / 経常利益0.6億円
  • 2016年9月期(第2期):売上高3.7億円 / 経常利益0.4億円
  • 2017年9月期(第3期):売上高4.6億円 / 経常利益0.5億円
  • 2018年9月期(第4期):売上高4.7億円 / 経常利益0.3億円
  • 2019年9月期(第5期):売上高8.0億円 / 経常利益2.4億円
  • 2020年9月期(第6期):売上高12.5億円 / 経常利益3.6億円
  • 2021年9月期(第7期):売上高13.7億円 / 経常利益2.5億円
  • 2022年9月期(第8期):売上高13.8億円 / 経常利益3.5億円
  • 2023年9月期(第9期)第3四半期:売上高8.4億円 / 経常利益0.1億円

<成約数・M&Aアドバイザー数・従業員数の推移>

  • 2015年9月期(第1期):-件 / -名 / 8名
  • 2016年9月期(第2期):22件 / 13名 / 14名
  • 2017年9月期(第3期):36件 / 15名 / 19名
  • 2018年9月期(第4期):34件 / 20名 / 25名
  • 2019年9月期(第5期):42件 / 20名 / 27名
  • 2020年9月期(第6期):61件 / 29名 / 37名
  • 2021年9月期(第7期):56件 / 31名 / 40名
  • 2022年9月期(第8期):73件 / 41名 / 53名
  • 2023年9月期(第9期)第3四半期:59件 / 46名 / 60名

<新規受託案件数>

  • 2021年9月期(第7期):76件
  • 2022年9月期(第8期):102件
  • 2023年9月期(第9期)第3四半期:91件
(引用:会社開示資料)

2023年9月期第3四半期

<ハイライト>

  • 第3四半期は成約件数は 17件に留まったが、4Qでは一定数の成約見込んでおり、通年では昨対比をクリアする見込み
  • 売上高の3Q時点での進捗率は 49.3% に留まるが、4Qでは案件成約の集中を見込んでおり、売上高 1,700百万円の予算達成を見込む
  • 経常利益の3Q時点での進捗率は 4.7% と低い水準であるが、紹介料割合の低い案件の成約により、300百万円の予算達成を見込む

<2023年9月期通年業績予想>

3Qまでの進捗率は芳しくありませんが、通期では予算達成する見込みと発表しています。

(引用:会社開示資料)

<まとめ>

会社は通期では業績予想を達成する見込みと発表しているので第4四半期に期待するものの、第3四半期までの業績結果は厳しいと言わざるを得ない状況です。また、今期、通期で予算を達成できても来期以降に他社との差別化が大きくない状況でどのように中長期的に成長していくのか容易ではないと考えられます。

また、今後の取り組みとして総合M&Aコンサルティング企業になることを掲げているものの、他社でも同じようなサービスを掲げているところも多く存在します。実際にそのような業務をハイレベルで行える人材がどの程度いるか、新たにどのように人材を確保するかは大きな課題になってくると考えられます。

(当記事は情報の提供を目的としたものであり、証券投資の勧誘を目的としたものではありません。実際に投資を行う際は、当ウェブサイトの情報に全面的に依拠して投資判断を下すことはせず、投資に関するご決定はお客さまご自身のご判断で行うようお願い致します

M&A仲介Picks
2022-05-12
M&A相談室
代表取締役社長 篠田 康人 氏
2022-08-09
マックス山本TV
代表取締役社長 篠田 康人 氏
2023-09-03
参照:会社ウェブサイト
M&Aアドバイザー
名南M&A
の登録M&Aアドバイザーはいません。
著者情報
株式会社
M&Aインテリジェンス
会社名:
株式会社M&Aインテリジェンス

本社所在地:
東京都中央区日本橋茅場町

経営陣:
外資系投資銀行出身者や士業、AI・システム専門家のメンバー等で構成
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