インテグループの企業情報
まずはインテグループの企業情報をみていきましょう。
インテグループの会社概要
続いてインテグループの拠点や対応業種、対応している案件規模をみてきましょう。拠点は東京と大阪ですが、基本的には日本全国で業種や規模に関係なく対応しています。
拠点とサービス展開地域
- 拠点:東京(本社)、大阪
- 日本全国でサービスを展開
- 売り手企業:首都圏が約5割、その他地方が約5割
業種
対応可能規模
- 幅広い規模に対応可能
- 売上が1億円前後~150億円程度(譲渡価格ベースで数千万円~100億円程度)の中堅・中小規模の案件実績が多い
インテグループの強み
- 完全成功報酬制の料金体系
- 中堅・中小企業向けのM&A支援での実績の豊富さ
- ベストの相手先とのマッチングを実現する情報力
- 専門性とスピード
- 誠実さ
完全成功報酬制の料金体系
インテグループは完全成功報酬制となっています。最近では多くのM&A仲介会社が売り手企業の完全成功報酬制を採用しています。例えば、上場企業の中ではM&A総合研究所が採用しています。
会社の収益や売り手企業の案件への本気度の確認を考えると、着手金・中間金を取るのが良いですが、M&A総合研究所を始めとするM&A仲介業界の後発組は売り手企業が依頼しやすくするために完全成功報酬制として優位性を出そうとしています。
インテグループは2007年創業なので後発ではないですが、業界大手との差別化を示す方法の一つとして完全成功報酬制を採用しています。
インテグループの仲介手数料
売り手企業(譲渡企業)
<成功報酬>
成功報酬は、譲渡価格ベースでの計算となります。
レーマン方式の料率は下記のテーブルのように設定されています(税別)。
<最低報酬>
最低報酬は、1,000万円+税で設定されています。
買い手企業(譲受企業)
買い手企業については掲載がされていないので確認が必要です。
利益相反の懸念を避けるため、予め想定買収価格を合意した上で成功報酬額を固定することも可能となっています。
インテグループの仲介手数料についての見方
売り手企業側については完全成功報酬制であり、成功報酬は譲渡価格ベースでレーマン方式の料率テーブルは業界標準レベルで設定されています。手数料だけで考えると売り手側からのM&A案件は獲得しやすいと言えるでしょう。
一方で、買い手企業側は掲載されていないので確認が必要となります。同業他社では売り手企業は完全成功報酬制としている一方、買い手企業は中間金を設定しているケースも多く見られます。
売り手側の最低報酬は1,000万円+税となっており、同業の大手仲介会社が2,000万円〜2,500万円程度としているところが多いので譲渡価格が3億円以下規模の案件などでは優位性があります。
インテグループの実績
成約実績は非公開となっています。また、売上高や営業利益も非公開です。
会社が発表している決算公告によれば、直近の純損益金額は以下のようになっています。年によって業績の幅が大きくなっているようです。
と
- 2022年5月期:▲25万1,000円
- 2021年5月期:1億9,112万2,000円
- 2020年5月期:▲5,879万2,000円
成約についてはウェブサイト上に事例紹介が掲載されています。
インテグループの評価・評判・口コミ
中堅・中小企業向けのM&Aを2007年から長年行ってきた老舗企業なの実績が豊富なM&A仲介会社の1社です。
「営業電話」、「迷惑電話」、「手紙・DM」などで検索されているのでプッシュ型の営業にも力を入れていると考えられる他、上場の可能性も注目されています。
インテグループの良い評判
インテグループは長年M&A仲介を行ってきており、良い評判も数多く存在します。
この度、インテグループ(株)の森山様にご担当いただき、大変素晴らしい買い手様といいご縁をいただきました。森山様には親身になってお世話になりました事、感謝しております。
(引用:Googleの口コミ)
昨年末、担当中村様のサポートにてスムーズにクロージングをさせて致しました、売り手買い手の立場心情を大切にされて心良くクロージング致しました、有難う御座いました。
(引用:Googleの口コミ)
インテグループは営業電話をかけてくる?失礼な迷惑電話が多い?しつこい?
インテグループから電話営業を受けたという報告が数多く存在します。営業電話自体は悪いことではないので、大きな問題にはならないでしょう。一方で、受け手を不愉快な気持ちやしつこ過ぎる営業は問題になりかねないので避けるべきと考えられます。
同業他社においては電話営業を学生アルバイトや派遣社員などに行わせるケースが増えており、しつこすぎて迷惑行為となる場合、怪しい会社と思われる場合があるようです。世間的にM&A仲介会社からの営業電話は詐欺、犯罪の匂いがする、怪しいなどの理由で受けてはいけないとならないように業界全体で節度を持った丁寧な営業が求められます。
いくつかインテグループの営業電話に関するネガティブな口コミをご紹介します。同じ営業電話でも受け手によって感じることは異なりますが、一部の方は迷惑と考えているようです。ただし、あくまで一部の方の感想なので参考程度に考えるのが良いと思います。
いきなり社長いますか?となれなれしい口調で。用件を聞くと送ってる書類の件でとのこと。総務で全部書類は確認してますがどういった書類ですか?と聞くとじゃあいいですって・・・怪しさしかない。着拒です。
要件を言わずに社長に繋いでほしいと男性から連絡。常識ありますか? 誠実を謳ってるようだが、こんなやり方で繋がろうとする会社のどこが誠実なのか。常識から身に付けてください。
営業の電話がかかってきて社長への取次を断ったらガチャ切り。最低限のマナーが出来ていない会社
(引用:Googleの口コミ)
インテグループからの手紙(ダイレクトメール・DM)や電話で伝えられる資本提携(M&A)の話は本当?
インテグループからオーナー社長向けに手紙・ダイレクトメールが届くことがあるようです。
一般的にM&A仲介会社が送る手紙の内容としては「弊社のお客様である企業様から、貴社ご指名で資本提携のご要望をいただいており・・・」というものが多いです。ここでいう資本提携というのは、基本的にはM&A(買収)をしたいという要望を指します。最近はM&A仲介会社の多くが同じようなダイレクトメールを送付しています。
内容としては嘘や詐欺ではないですが大袈裟に記載していることが大半かと考えられます。買い手企業が「このような条件の企業があれば興味ある」という程度の買収意欲があった場合に、その条件に当てはまりそうな企業に大量に送付していると思われます。買い手企業からしても元々お付き合いがある会社だったり、何か有名な技術を有しているなどない限り情報が乏しい非上場企業を指名して買収したいとなることは多くないでしょう。
このようなM&A仲介会社からのダイレクトメールは「もし貴社が売却を希望した場合、買収したいと言う買い手企業がいる可能性がある」くらいに考えておくと良いでしょう。
当社にM&A希望している企業がある。とDMが届きました。が、当社は2年以上前に代表者変更し登記済ですが、旧代表者宛てにDM。本当にM&A希望している企業なんてあるのかねぇ。現代表者名すら知らない、そんな適当な調査で興味を持ち、提携等を模索する企業(売上1000億規模らしい(笑))存在するとは考えられないけど。
(引用:Googleの口コミ)
インテグループは上場している?上場予定がある?
インテグループは現在上場していません。また上場予定なども公式には発表されていません。ただし、将来的に上場を狙っている可能性があります。
M&A仲介会社では既に、日本M&Aセンター、M&Aキャピタルパートナーズ、ストライク、M&A総合研究所、オンデック、名南M&A、ペアキャピタル(TOKYO PRO Market)が上場しており、また上場を狙っている会社も複数社あるため、簡単には上場できない可能性が高いと考えられます。
M&Aは事業の特性上、成約するまでまとまった金額が入らず、且つ、成約することが必ずしも見通せるものではないため予算を立ててもその数値を達成することが簡単ではないことも上場の難易度を上げています。
インテグループのその他情報
会社沿革
- 2007年6月に三菱商事出身の創業社長の藤井一郎氏によって設立された独立系のM&A仲介会社
その他事業
- PEファンドに関するメディアを運営(PEファンド.JPを2020年12月に公開)
従業員数
- 従業員数は非公開
- ウェブサイトには30名程度のM&Aコンサルタントの紹介掲載
M&A仲介以外のサービス
現在の売却・買収希望案件情報
- ウェブサイトに売却案件情報(売り手)、買収希望案件情報(買い手)を掲載
創業者で社長の藤井一郎氏の経歴は?
社長の藤井氏は1974年生まれの兵庫県出身です。早稲田大学政治経済学部を卒業後、三菱商事に入社し、自動車関連プロジェクトに従事した後、フリービット、サンベルトパートナーズ(かえでファイナンシャルアドバイザリー)の取締役を経て、2007年にインテグループを創業しました。サンダーバードグローバル経営大学院でMBAも取得しています。
転職・採用活動からみるインテグループ
面接、平均年収、報酬、離職率、難易度、転職、中途、新卒、求人、採用、volkersと検索されるなど就職先としてもよく見られています。
インテグループのM&Aコンサルタント数は?急激に増加している?
インテグループのM&Aコンサルタントはホームページに掲載されていますが30名強の人数となっています。上場している大手の同業他社のように急激に人数を増やすということは行っていません。
インテグループの年収は?インセンティブの割合は?
M&Aアドバイザー職の平均年収が公開されており、下記のようになっています。
- 全コンサルタント:1,700万円
- 1年超在籍コンサルタント:1,898万円
- 2年超在籍コンサルタント:2,791万円
- 3年超在籍コンサルタント:3,377万円
1年超在籍すれば全コンサルタントの平均は超えるので、1年未満の在籍者は数が多いか、平均を下げる程度に年収が低いとも見られます。初年度の年収は360万円〜(基本給+30時間の固定残業代)で設定されています。
インテグループでのインセンティブ率は最大で成約手数料の40%以上と設定されています。ただし、40%は最大で、固定給を上回った分を賞与として支給されます。どのような基準でどのインセンティブ率が適用されるかは公開されていません。
インテグループの企業文化は?労働環境は?社員の評価は?
現在は市場のレッドオーシャン化や経営陣の暴走などにより、職場環境が劣悪になっており、離職者は今後も増えると考えている社員もいるようです。実際に大量離職も起こったようです。また、顧客志向や誠実さにも疑問があると考える社員もいるようです。
openworkで現職社員の口コミが見られます。
インテグループで採用されやすい人は?
インテグループではM&Aが未経験であっても採用されます。現在在籍しているM&Aコンサルタントの58%が未経験者となっています。未経験者の場合は、法人営業が得意で何かしらの優秀な実績を残している人が内定が出やすいようです。インテグループへ転職したいと考える方は、他社の法人営業で徹底的に鍛えて成果を出すのが近道と考えられます。
インテグループの採用大学は?学歴フィルターはある?前職はどんな人が多い?
採用大学としては、中央大学、関西大学、立命館大学、早稲田大学、東京大学、西南学院大学、埼玉大学、青山学院大学、明治学院大学、明治大学など様々な大学の出身者が採用されています。学歴フィルターは特段なく、営業力が強い方が採用されているようです。
インテグループに入社前は、証券会社のリテール営業、銀行のリテール営業、保険営業、不動産営業、商社などで働いていた方が多いようです。
インテグループは新卒採用はしているの?学生アルバイトもいるの?
インテグループでは新卒採用は現在行っていません。また、学生インターンも募集していません。M&Aはハイレベルでプロフェッショナルな対応が求められているため、社会人経験をしっかりと積んだM&Aコンサルタントしか採用をしていないようです。ただし、最年少のコンサルタントとして、24歳の方が在籍しているようです。
インテグループへ入社するために使うエージェントや求人情報は?
インテグループも様々なエージェントや媒体に求人情報を出しているようです。転職を希望する際は、そのようなエージェントに連絡し、面接で聞かれることなど事前に確認し対策をした上で臨むようにしましょう。
- リメディ株式会社
- DODA by パーソル
- en ミドルの転職
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
- ムービン
- キャリアインキュベーション
- スタンバイ
- キャリア転職サイト type
- エワルエージェント