M&Aロイヤルアドバイザリーの企業情報
まずはM&Aロイヤルアドバイザリーの企業情報からみていきましょう。
M&Aロイヤルアドバイザリーは橋場涼氏と荒川有理氏が共同で代表取締役をしているのが特徴です。創業は橋場氏と取締役CFOの桜井氏が中心となって行われたようです。資本金は3,000万円で初めてそれ以外にも調達をおこなっているようです。
M&Aロイヤルアドバイザリーの会社概要
続いてM&Aロイヤルアドバイザリーの拠点や対応業種、対応している案件規模をみていきましょう。基本的には日本全国で業種や規模に関係なく対応しています。
拠点とサービス展開地域
- 拠点:東京 / 大阪
- 東京においても丸の内トラストタワー(レンタルオフィス)と日本橋オフィスあり
- 2023年3月に大阪支社(レンタルオフィスのリージャス)を設立
- 日本全国でサービスを展開
業種
対応可能規模
M&Aロイヤルアドバイザリーの強み
- 業界トップクラスのアドバイザー
- 安心の専任担当制
- 完全成功報酬型の手数料体系
ホームページのリニューアルに伴い下記のように変更されています。
- すべての工程を担当する安心の専任担当制
- 安心の完全成功報酬型のM&A
- ご負担の少ない成功報酬体系
すべての工程を担当する安心の専任担当制
M&Aロイヤルアドバイザリーは、全工程を一人のM&Aアドバイザーが見る専任担当制を採っています。これは大手企業でいうとM&Aキャピタルパートナーズと同様ですが代表者の2名が同社出身ということで同じ方法を採用していると考えられます。
安心の完全成功報酬型のM&A / ご負担の少ない成功報酬体系
手数料については、後述の「M&Aロイヤルアドバイザリーの仲介手数料についての見方」をご覧ください。
M&Aロイヤルアドバイザリーの仲介手数料
売り手企業(譲渡企業)
<成功報酬>
成功報酬は、譲渡価格ベースでの計算となります。
レーマン方式の料率は下記のテーブルのように設定されています(税別)。
<最低報酬>
最低報酬は2,000万円+税となっています。
買い手企業(譲受企業)
買い手企業については、中間金として10%を支払います。
また、最低報酬は2,500万円+税となっています。
M&Aロイヤルアドバイザリーの仲介手数料についての見方
レーマン方式の手数料料率テーブルは業界標準となっています。最低報酬については、売り手が2,000万円、買い手が2,500万円と業界大手と同水準となっており取り組みやすい金額とは言えない手数料設定になっています。
買い手の最低報酬の方が高くなっているのは、売り手は若干安くすることで案件を獲得して、買い手は当社が契約している売り案件をM&Aしたいのであれば多少高い金額でも支払う必要があるという考えに基づいていると想定されます。
M&Aロイヤルアドバイザリーの実績
成約実績は非公開となっています。
売上高や営業利益も公開されていません。
M&Aロイヤルアドバイザリーの評価・評判・口コミ
大手仲介会社のM&Aキャピタルパートナーズ出身者によって設立された会社で、経験のあるアドバイザーも在籍しています。お客さんとのファーストタッチに関しては経験者しかいかないようにしているようです(経験者の定義は不明)。
営業会社の印象が強いですが、同業他社も営業に力を入れている中どのように差別化をしていくのかが今後の課題になってくると考えられます。
創業者の橋場氏は前職の年収が1億円を超えていた?
創業者の橋場氏は銀行からM&Aキャピタルパートナーズに転職後1年目に1,500万円、2年目に7,000万円程度、辞める前の年は1億2,000万円程度だったとインタビューで話しています。M&Aキャピタルパートナーズはインセンティブの還元率も高く社員の平均年収が3,000万円を超えることでも有名なM&A仲介会社ですが、橋場氏はその中でも高い年収を稼いでいたと考えられます。
M&Aロイヤルアドバイザリーは怪しい?迷惑電話が多い?
当サイト内においても、M&Aロイヤルアドバイザリーについて「営業電話」、「迷惑電話」、「社長秘書を名乗っての電話」、「手紙・DM」、「怪しい」と検索されており、また、Googleなどでも「荒川」、「桜井」、「池田」、「中川」、「小林」などM&Aアドバイザーの個人名でもよく検索されているので同業他社同様に電話、手紙、ダイレクトメールを通してのプッシュ型の営業にも力を入れていると考えられます。
これは創業メンバーがM&Aキャピタルパートナーズ出身でそのプッシュ型営業の文化を継いでいるためと考えられます。同様に、M&Aキャピタルパートナーズ出身者で設立されたM&Aベストパートナーズもプッシュ型営業に力を入れているようです。
尚、「貴社に名指しで資本提携をしたいという会社がある」などというのがM&Aのプッシュ型営業の基本的な営業トークとなっています。
プッシュ型営業は受ける側にとっては迷惑と捉える場合があり、しつこすぎたり、嘘をついたり、失礼だったりするのは避けなくてはいけませんが常識の範囲内でしたら致し方ないことでしょう。その点、M&Aロイヤルアドバイザリーはあやしい会社ではなくM&Aの営業をしている会社です。
口コミによると手紙については、会社だけではなく社長の自宅に送付することもあるようです。基本的には「資本提携の話」の内容のようです。
M&Aロイヤルアドバイザリーの営業電話についてネガティブな口コミをいくつかご紹介します。秘書名は田中としているようです。営業は受け手によってもどのように感じるかは異なるので、参考程度にするのが良いと考えます。
代表のハシバより重要な書類を送っているのでそれについて、とのこと。社長秘書と名乗っていましたが、社長秘書って何人いるんでしょうかね?笑
ロイヤルアドバイザリー。代表秘書の田中(男性)より「社長様宛てに弊社の代表から重要書類をお送りしている件で、社長はいらっしゃいますか?」用件を尋ねると「業務提携の件で紹介を希望している会社がある」とのこと。そういった内容はお取次ぎしかねます」と断ると、そのまま電話は切れました。他の内容と同じですね。
本日田中名乗る男から電話あり。一方的に社長いますか?と話し、理詰めすると曖昧な解答連発。終いには逆ギレ、社会人として今まで何を学んできたのかと、同じサラリーマンとして疑問。盛大なショートコントかと思いました。笑
毎週のように郵送してくる非常に迷惑な会社、差出人も封筒に書いておらず「重要」・「親展」と書いてあり非常に悪質に感じる
(引用:Googleの口コミ)
M&Aロイヤルアドバイザリーはなぜエリート集団と言われることがあるのか?
M&Aロイヤルアドバイザリーはエリート集団と言われることがあるようです。理由は前職の年収が5,000万円を超えていたメンバーが一定数いるからのようです。年収が高いかどうかは所属していた企業のインセンティブ制度や環境にもよるので一概には比較は難しいと考えられます。年収が高いことが、必ずしも良いM&Aアドバイザーであることを意味しないことには注意が必要です。
M&Aロイヤルアドバイザリーは上場している?IPO予定がある?
M&Aロイヤルアドバイザリーは現在上場していません。また上場予定なども発表されていません。ただし、将来的に上場を狙っているようです。
M&A仲介会社では既に、日本M&Aセンター、M&Aキャピタルパートナーズ、ストライク、M&A総合研究所、オンデック、名南M&A、ペアキャピタル(TOKYO PRO Market)が上場しており、また上場を狙っている会社も複数社あるため、簡単には上場できない可能性が高いと考えられます。
M&Aは事業の特性上、成約するまでまとまった金額が入らず、且つ、成約することが必ずしも見通せるものではないため予算を立ててもその数値を達成することが簡単ではないことも上場の難易度を上げています。
M&Aロイヤルアドバイザリーのその他情報
会社沿革
- 2021年11月に橋場涼氏によって設立されたM&A仲介会社
- 役員はM&Aキャピタルパートナーズの出身者
- 2022年2月荒川氏も代表者取締役に就任し、2名代表体制に
従業員
- 従業員数は39名(2022年12月時点)→40名(2023年4月時点)
- フロントは役員含めて12名、バックオフィスが27名
- ウェブサイトには役員や主要M&Aアドバイザーの紹介を掲載
現在の売却・買収希望案件情報
- ウェブサイトに売却案件情報(売り手)、買収希望案件情報(買い手)は非掲載
創業者で代表取締役の橋場涼氏の経歴は?
公開情報に基づくと、M&Aロイヤルアドバイザリーの創業者で代表取締役の橋場氏は大学卒業後、三菱東京UFJ銀行に入行し、法人営業を担当。その後2017年にM&Aキャピタルパートナーズへ入社し、2021年にM&Aロイヤルアドバイザリーを創業しました。
代表取締役の荒川有理氏の経歴は?
公開情報に基づくと、M&Aロイヤルアドバイザリーの代表取締役の荒川氏は同志社大学を卒業後、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社に入社。その後、株式会社レコフ、及び株式会社ジャコフを経て、2016年9月にM&Aキャピタルパートナーズへ入社。2022年2月にM&Aロイヤルアドバイザリーへ参画しました。
創業者の桜井博一氏の経歴は?
公開情報に基づくと、M&Aロイヤルアドバイザリーの創業者で取締役CFOの桜井氏は専修大学在学中に公認会計士に合格。卒業後、三菱東京UFJ銀行に入行し、法人営業などを担当。その後、KPMG FASを経て、2017年にM&Aキャピタルパートナーズへ入社。2021年に共同経営者としてM&Aロイヤルアドバイザリーを創業しました。
転職・採用からみるM&Aロイヤルアドバイザリー
M&Aロイヤルアドバイザリーでは、年収、転職、中途採用、インターンなどと検索されていますので、気になるポイントをみていきましょう。
M&Aロイヤルアドバイザリーの年収はどの程度か?激務なのか?
M&Aロイヤルアドバイザリーの月収は30万円〜となっています。他のM&A仲介会社と同様に固定給は低めでインセンティブが高い給与設定になっているようです。インセンティブについてはM&Aアドバイザーが獲得した粗利の20%がインセンティブとして付与されるようです。同業他社のM&A仲介ベンチャーと比較するとインセンティブの料率が低い印象があります。尚、インセンティブは四半期ごとに支払われる設定となっています。
M&AロイヤルアドバイザリーはM&A仲介会社なので他業種と比較すると労働時間は長くなる傾向にありますが、現在はそれほど激務ということではないと考えられます。一方で、人数も少ないので結果が求められ成果を出すための努力は労働時間外でも行う必要があります。
M&Aロイヤルアドバイザリーへの転職は難しいのか?
M&Aロイヤルアドバイザリーはベンチャー企業で採用された際の一人が会社に与える影響は大きくなるので、採用は慎重におこなっていると考えられ、難易度は高いと考えられます。M&Aアドバイザーに関しては他社同様で、前職である程度の営業実績を残している人が要件になってくると考えられます。
また、採用されたとしてもM&Aの経験者も多い環境なので社内で活躍するには日々の自己研鑽は欠かせません。業界全体でもM&Aアドバイザーの数は急激に増加しているので日々M&Aの知識を蓄える勉強や、譲渡企業オーナーや仕事のことを考えておく体力、業界のことをもっと知りたいという探究心が必要不可欠です。
M&Aロイヤルアドバイザリーはどんな企業からの転職者が多い?M&A仲介会社なのか、営業会社なのか?
M&Aロイヤルアドバイザリーは幹部陣を初めM&Aキャピタルパートナーズの出身者が多くなっています。また、銀行や証券のリテール営業出身者もいるようです。M&Aロイヤルアドバイザリーは営業が強く、M&A仲介会社ですが、M&Aを商材とした営業会社と見ることもできます。
M&Aロイヤルアドバイザリーは新卒採用は行っているのか?
M&Aロイヤルアドバイザリーは公式には新卒採用はおこなっていないですが、新卒での採用もおこなっているようです。ただし、基本的には優秀な学生がいれば採用するというスタンスで、人数も若干名の狭き門と考えられます。どうしても当社で働きたい場合は、新卒ではなく、転職でいくのがよいでしょう。新卒で銀行や証券会社、またはキーエンスなどの法人営業の強い会社に入って営業を学び、一定程度の成績を残すことができれば転職しやすくなると考えられます。
コールセンタースタッフやテレマーケティングのアルバイト・パートの募集をしている?
M&Aロイヤルアドバイザリーは商談機会の創出のためのコールセンタースタッフやテレマーケティングの募集をしています。時給は1,200円でコール目標をクリアすると「100円×労働時間」となるようです。また、アポイントの獲得数に応じてインセンティブが付与されます。これは同業他社同様です。
M&Aロイヤルアドバイザリーは長期インターンの学生を募集している?
M&Aロイヤルアドバイザリーは商談機会の創出のためのコールセンター人員として学生インターン生を募集しています。時給は1,200円〜4,000円としています。6ヶ月以上勤務可能で、週3日以上で1日5時間以上が勤務条件となっています。